Il ritorno d´Ulisse in patria

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作品について

IL RITORNO D’ULISSE IN PATRIA

フェアキア人たちは眠っているウリッセをイタケの岸辺に運び、彼の長い放浪はついに終わりに近づきます。モンテヴェルディのオペラ Il ritorno d’Ulisse in patria は、トロイアからの帰還の最後の旅路を描きます。女神ミネルヴァの加護により、彼は息子テレマコと再会し、その後、老いた物乞いに変装して王宮へ向かい、妻を狙う権力欲に満ちた求婚者たちを滅ぼします。ペネロペは、20年間変わらぬ忠誠を捧げてきた夫が本当に目の前にいるのか受け入れられずに苦しみます。第1幕の胸を締め付ける嘆きから、モンテヴェルディはペネロペに主人公と同じ深い配慮を注ぎます。二人の再会への道には、助けとなる神々や敵対する神々、忠実な召使いとそうでない者、偽善的な求婚者、そしてグロテスクで大食らいの社会的寄生者が次々と現れます。卓越した人物描写の才能をもつモンテヴェルディは、登場人物と出来事の鮮やかな世界を紡ぎ出し、ミラノの人形劇団コッラがその魅力的な創意で舞台に命を吹き込みます。

 

 

 

プログラムとキャスト

Dramma per musica
序幕と3幕からなる作品(1640)

台本:ジャコモ・バドアーロ

新制作

 

キャスト

ヴィト・プリアンテ:ウリッセ
サラ・ミンガルド:ペネロペ
マッシモ・アルティエリ:テレマコ
アリアンナ・ヴェンディッテッリ:ミネルヴァ
アレッサンドロ・ラヴァジオ:テンポ/ネトゥーノ
ラッファエレ・ジョルダーニ:ジョーヴェ/エウリマコ
フランチェスカ・カッシナリ:フォルトゥーナ/メラント
ジアユー・ジン:アモーレ/ジュノーネ
ほか

モンテカルロ歌劇場との共同制作

 

クリエイティブチーム

ジャンルカ・カプアーノ:指揮

 

アンサンブル

Compagnia Marionettistica Carlo Colla & Figli
Les Musiciens du Prince — Monaco

モーツァルトの家

モーツァルトのための劇場、旧ザルツブルク祝祭小劇場はオーストリアのザルツブルクにある劇場。2006年モーツァルト生誕250年を記念して「モーツァルトのための劇場」と改称された。なお日本では モーツァルトの家 とも呼ばれる。1960年に完成した隣接する祝祭大劇場とともに、ザルツブルク音楽祭の主会場である。

 

1924年ザルツブルクの建築家エドワルト・ヒュッターにより、ザルツブルク宮廷の旧厩舎が改築され、最初の 祝祭劇場を使用したフーゴ・フォン・ホーフマンスタールの神秘劇が、マックス・ラインハルトの演出で開催された。翌1925年には、すでにクレメンス・ホルツマイスターによる改修が行われ、現在まで続く祝祭劇場の重要な利用目的、つまりドーム広場で開催される「イェーダーマン」が雨天の場合の上演場所が確保された。同年、祝祭劇場でブルーノ・ワルター、カール・ムック、フランツ・シャルクの指揮による3回のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の公演が行われた。祝祭劇場でのはじめてのオペラ公演は、1927年ベートーヴェンの没後100周年にちなみ、フランツ・シャルク指揮、ウィーン国立歌劇場の出演で「フィデリオ」が上演された。1936年の改修記念として、再び「フィデリオ」がトスカニーニの指揮で上演された。ちなみに両方の公演ともロッテ・レーマンがタイトル・ロール(レオノーレ)を歌った。1939年の改修記念として、カール・ベームの指揮によるリヒャルト・シュトラウスの「ばらの騎士」が上演された。

1960年祝祭大劇場の完成とともに、これまでの祝祭劇場は「祝祭小劇場」と改称され、モーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」やリヒャルト・シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」などの比較的小規模のオペラの舞台となった。1963年の改修記念として、ロリン・マゼールの指揮によるモーツァルトの「フィガロの結婚」が上演された。この時点でのホールの規模は1,324の座席と60の立ち見席である。

2006年ルクセンブルクの建築家フランソワ・ヴァレンティニにより最も新しい改修が行われ、これまで長年の課題であった、フェルゼンライトシューレと祝祭小劇場の同時使用が可能になった。(従来までは同じロビーを利用していた。)改修記念公演としてニコラウス・アーノンクールの指揮による「フィガロの結婚」が上演された。またモーツァルト生誕250年を記念して、「祝祭小劇場」は「モーツァルトのための劇場」(と改称された。客席は拡張され、現在の座席数は1,495席、立ち見席85である。

なお日本では『モーツァルトの家」とも呼称されるが、「モーツァルトの生家」あるいは「モーツァルトの住居」と紛らわしいため、より的確な名称が望まれる。NHKでは『モーツァルト劇場』と呼んでいる。

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